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「地方小出版」と「せどり」との相性

2012年05月08日 category : 古本屋関連ネタ・ニュース タグ: ,

角川、新潮、講談社、小学館、岩波、
メジャーな出版社から書籍を出版すると
それなりに全国の書店へと配本され、
店頭に並べられます。

でも、全国の書店には現れない
現れても一部の書店だけの本があります。

出版社名を聞いても
」という感じのもの


その中の多くの書籍は
地方小出版」という会社が取り扱っていて、

ほとんどが注文制、さらに
買い切りという
扱いになっています。
(出版社側から自動的に配本されないということですね)


数年前、瑞雲舎という出版社の
ちびくろ・さんぼ」が
異常に売れた時がありました。


「ちびくろ・さんぼ」は元々岩波書店から出版されて
いたものが瑞雲舎で復刊され、再ブレイク
を果たしたのです。

 

地方小出版への注文はFAXのみ。

(この注文方法は今も変わらないようです)
大量注文をしたくてもできないし、大量注文に応えて
もらうにも出版部数が少ないという微妙な状況が
かなり続きました。返品はできないし、いつまで
売れるか分からないけど顧客注文がある…


児童書あるいは一般書の担当者は
かなり悩んだに違いありません。


でも、これは不朽の名作です。
差別という否定的な見方は、作品のおもしろさに
引っ掛かれば関係のないものとすぐに分かります。
現在の書店でも定番にしているところがあると嬉しいです。


地方小出版の魅力は、少数しか出版しないため
希少価値があること。
マイナーだけれど掘り出し物の良品があること。
新刊書店と古本屋の中間のような存在です。

これこそ、あまたのせどりが求めていた、
ブルーオーシャンではないでしょうか。

発行部数が少ないため値崩れもほとんどなく、
希少価値も高い。さらに新刊本として仕入れられる。

無名出版社であっても、名作は、
アマゾンランキングも非常に高い。

 

例えば、具体例をだした下記の「ちびくろさんぼ」
瑞雲舎という無名の出版社でありながら、
ランキングは、1万位以下。売れ筋です。

ちびくろ・さんぼ

ちびくろ・さんぼ
ヘレン・バンナーマン フランク・ドビアスかわいい男の子のさんぼが、ジャングルで出会った虎に命とひきかえに持ち物をとられて…。絶版になっていた岩波書店版を部分的に復刊したもの。

瑞雲舎  2005-04-15
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地方小出版 と取引すれば、モノは卸値で入るでしょうし、
目利きと多少のノウハウがあれば、うまくいくかと思います。

例えば、フレグランスジャーナル社や
ベターホーム社、かもがわ出版
など
エコブックスとしても、たくさん売らせて頂いています。
有名ですよね。

下記、地方小出版の仕切っている小出版社一覧

《北海道》

《東北》

《関東・甲信越》

《東京》

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