鉄板入り表紙の本など変わった装丁集めました
本屋にいると、実に個性的な本が
「ポン」と現れるときがあります
通常の本は四角い形をしていて、何ページかにわたる紙が
きちんと束になって、きれいに糊づけ(あるいは中綴じ)し、
縦書きは右めくりに、横書きは左目庫裏になっています。
そういった常識を覆してしまう、オモロ本が
世の中にはたくさんあります。
まず、今から10年前にもなりますが
当時サッカー日本代表の監督をしていた
トルシエのアシスタントをしていたことから有名になった
フローラン・ダバディさんの「モダン・マン」は
なんと三角です
モダン・マン―異端に生きる28の法則 | |
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横にずらしながら読んでいって終わりまでいったら
裏返しにしてまた読み進めるようになっています。
読んでいる途中で、なぜか高校の時に使っていた
単語帳を思い出しました。
中身もなかなかアグレッシブです。
次に、祖父江慎さんがデザインを手がけた
「伝染るんです」ですね。
伝染(うつ)るんです。 (1) (スピリッツゴーゴーコミックス) | |
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はっきし言って計画的「乱丁本」です。
当時、あまりの乱丁加減に書店で扱ってくれなかったり、
返本が続出したとか。
それってある意味、大成功ですね!
祖父江さんのデザインは大胆不敵、奇想天外ですが
「装丁買い」をさせてしまう強さがあります。
それから、これは資料で見ただけなので
誰か持っていたらぜひ教えてほしいのですが
表紙に鉄板が入ってます!
印刷を担当した奥村印刷さんのホームページでは
1.389kgと表記されています。
(約1.4kgですね!)
仰向けに寝っ転がって読んだら死にそうです(笑)
どれもこれも印刷屋さん泣かせの装丁ですが
「ちょっと手にとって見てみたい」という
モノとしてのおもしろさがあります。
本にはそんな楽しみもあるのです☆