発見!川端康成の幻の雑誌
先日、新聞で気になる記事を見つけました
毎日新聞「文学:川端康成
幻の原稿文学:川端康成 幻の原稿」
日本人初のノーベル文学賞を受賞したことで
あまりにも有名な
川端康成の幻と言われた資料が
発見されたのです
康成さんの文章が「掲載された最初」
の雑誌が存在するということは記録によっても
残されていたのですが、研究者によっても
なかなか見つからなかったようです。
それが今回見つかったんですね
しかも見つかった場所は
名古屋の古本屋さん!!
これを見つけた時の教授の気持ちを
想像するだけでドキドキしてしまいますね!
文学研究の上では、公に発表している文章意外に
作家の創作過程を知る上で、日記や手紙などに
焦点が当たることがとても多くあります。
事実、作家の書簡集という書籍も
たくさん出版されていますし。
おそらく、今回発見された
家庭雑誌「団欒」の中に掲載されている
康成さんの文章も一般公開されるんでしょうね…
文章の内容は、
「倉木先生の葬式」と「師の棺を肩に」という
小説の元となる事実体験ということですが、
どのように小説への肉付けがされたのか
読み比べてみたいものですね
大阪で出版された雑誌が名古屋で見つかるとは…
康成さんの文章も気になりますが
どのルート・経緯で
その古本屋に辿り着いたのか、、
いくらで売っていたのか、、
そんなことも気になりますね!
ちなみに茨木市の川端康成文学館 では
「師の棺を肩に」が収められた小冊子が
販売されてるみたいです
最近刊行されているポプラ社の百年文庫は
セレクトのセンスがピカイチでおすすめです!
今回の話題にまさしくぴったり。
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(039)幻 (百年文庫) | |
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