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万城目さんのオトン―親の本棚を読み継ぐこと

2012年04月27日 category : エコブックス店長日記 タグ: ,

今日の朝日新聞に万城目学さんのオトンの話が
掲載されていました。

なかなかの変わり者だったようで
会社員でありながら、赤い服を着ていったり
ポシェットをつけていったりしたとか


また、トイレで眠ってしまったり、
何を考えているのかよくわからなかったり
子から見て「?」を感じるオトン
だったようです


子どもにとって、一番初めに出会う大人が
」です。


その「親」のイメージが普通じゃないと
強烈に記憶に残るはずですよね


夏目漱石の息子である夏目伸六さんも
著書「父・夏目漱石」の中で
気難しかった父の姿をリアルに描いています。


万城目さんは歴史書でいっぱいになった
オトンの本棚に影響を受けたそうです。
伸六さんだって、ジャーナリストとして
活躍しましたが、漱石さんの本棚に
かなりの影響を受けているでしょう。


親の本棚が充実していると、
図書館や本屋に行くよりも
手っ取り早くて
お金もかからなくて、
素敵な英才教育になると
思います


本を買ってあげたり、
与えたりすることも大事なんですが、
親が好きなものを読み漁っていたり
いろんな書物を買い集めていたりする姿を見ることも
かなりの影響力があるはず。


親から子へ読み継がれていく
本棚の役割は
なかなか電子書籍では
難しいでしょう。


情報だけを入手するのではなく
モノとして書物を本棚に並べていくことが
その人の脳みそを作っていくのではないかと
思えてなりません。


家から本棚だけはなくしたくないなぁ。


余談だけど、アメトークで
「親がちょっと変わってる芸人」
やったら、結構おもしろいんじゃないかしら(笑)

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