理系と文系のはざまで
高校になると進路のために
「文系」と「理系」に分かれることがあります。
すると、「文系」は女子率が高くて
「理系」は男子率が高くなります。
「○○工業高校」なんかも男子率が高いですね。
脳科学的に言ったら、
いろいろと分かっているのかもしれませんが
極端にこんなふうに分かれてしまうのは
昔からとても不思議に感じていました。
作家でも、理系作家というと男性ですよね。
寺田寅彦、中谷宇吉郎…彼らは随筆家ですが
小説家では「パラサイト・イヴ」の瀬名さんは薬学部卒、
「白夜行」などなどのベストセラー作家である
東野圭吾さんは工学部卒、
理系ミステリーで有名な森博司さんも工学部卒で
工学博士まで取ってますね
でも、女性の理系作家っていないなぁ。
そもそも、理系に属する女性が
少ないというのもあるんですが、
理系の職業にいながら作家に転じた
という人があまり聞きません。
と、思っていたら
先日読んでいた「ユリイカ」に
川上弘美さんは元生物学の先生だったとのこと。
これは間違いなく理系ですね。
でも、生物って、文系の選択肢でもあります。
非常に微妙なところですが、
SF好きという点から見て、理系といってよさそうです。
理系の人の文章と文系の人の文章には
何か違いがあるのかな、と気になることがあります。
個人的な見方ですが、文章の組立が精密で
背景設定も明確なのかな、と思います。
文系の人の文章は、心情の移り変わりとか
会話のノリとか、リズム、
そこらへんが重要視されているのかな。
一概には言えませんが
一度、作家について何の知識もいれずに
作品を読んで、これは理系出身か文系出身かを
当てる試みに挑戦してみようと思います。
さらに、男性か女性かを当てる試みも
挑戦してみます。
でも、どうやって始めたらいいんだろ…。
まずそこが壁ですね
全然SFじゃないけど、
SFっぽいタイトルですね。
内容も、ちょっと不思議なねじれ感があります。
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