自費出版は難しい?表現したい人は知っておくべきかも
最近、リトルプレスやジンといった
自分で作った趣味雑誌やフリーペーパーを
出版する人が多くいますね
京都の恵文社では、リトルプレスコーナーが
とてもにぎわっていて、手作りの愉しさを
うかがい知ることができます
そんな中、電子書籍やオンラインでの自費出版が
新しく登場して、表現を広げたい
老若男女にとっては格好の手段が増えてきた
と言っていいと思います
でも、やっぱり形に残るれっきとした書籍で
出版して、全国の書店に並びたい!
という人もいますよね
先日、自費出版をしようとした人から
おもしろい事情を聞きました。
自費出版を扱っている出版社に作品を持ち込んで
出版してもらうように掛け合ったところ、
「出版するには売れる本にならないと
意味がない」
という理由で、作品が大幅に変更になり
最後には知人が表現したいものとは程遠い
ビジネス書に転じてしまったとか。
(元は詩集だったみたいですが、その変わりようもどうかと… )
さらに、出版部数の中の1割は自分が
買い切って
手売りしないといけないとのこと。
これは、すべての自費出版をおこなっている
出版社が同じようなことをしているわけではないので
一概には言えないのですが、
おそらく、いったん出版したとしても
全国の書店に行きわたることはないでしょう。
せいぜい、作家の地元近辺の書店に
ぽつぽつと並ぶぐらいではないでしょうか。
数年前に起きた自費出版の詐欺では
新聞や展覧会で発表された絵や写真を褒めまくり、
自費出版させて出版社が儲けるといったことが
あったようです。
知人も、出版社と掛け合ってからすぐに
「先生」と呼ばれるようになったとのこと。
ちょっとイイ気分になっちゃいますよね
出版をする側のポリシーと予算と目的を
きちんと見据えた上で、良い書籍を出版するべきなんですね。
自費出版を請け負っている出版社から
こんな本が出ていました。
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等身大の自費出版のススメ | |
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