梅雨の晴れ間のような本
2013年06月29日 category : 店長おすすめ本・書籍ネタ
読み切りました「海賊と呼ばれた男(上下)」
上巻途中であちこち、寄り道(同時進行の他の本)しつつ、下巻は一気読み。
どこの石油会社かの前情報もないままラストまで…
企業ではなく、家族。
タイムカードなし、定年なし、馘首(くび)なし。
戦前から戦後の時代背景、今では無くてはならない【石油】をめぐるスケールのでかい小説でした。
久々にガツンとくる本でした。
12月には映画化らしいですが…岡田准一、三浦春馬って…(-.-)びみょ~です。
同時進行の何に寄り道していたかと言いますと…
高峰秀子「にんげんのおへそ」
5歳で子役としてデビュー、子役は大成しないというジンクスを見事に破り、
女優として華やかな活動をされた方です。
しかし、華やかな面とは裏腹に、ステージママのはしりであった義理のお母さんとの確執など、かなりの苦労をされた方のようでした。
読後、すっきりした気持ちになったので、他の作品を探してみましたが、多くは出されていないよう…
素敵な文章を描かれる人なので、ちょっと残念でした。
本文の挿絵「安野光雅」
ほっとする1冊です
にんげんのおへそ (新潮文庫)
高峰 秀子
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