姫の罪とは?
2013年11月28日 category : エコブックス店長日記
アニメ「かぐや姫の物語」が先週から公開されています。
サブタイトルの「姫の犯した罪と罰」が怖くて、まだ観てはいないのですが、
また偶然にも、「竹取物語」関連を2冊読んでしまいました。
一冊は三浦しをんの『舟を編む』登場人物の名前が香具矢(かぐや)さん。
主人公は出版社に勤め、辞書を編纂していく、という著者には珍しく長い(かなり)時間経過の小説です。
登場人物が全てイキイキしているのはいつも通りですが、この人の書く職業小説はホントに面白い(^.^) 中高校生にも読んで欲しい一冊です。
二冊目は以下8人の作家による短編集です。
宇月原晴明・畠中恵・森見登見彦・石野晶・仁木英之・堀川アサコ・遠田潤子・紫野貴季
この中の赫夜島(かぐやしま)・宇月原晴明
かぐや姫が主人公ではなく、なんと時代の異なる平将門です。
姫が月に還る際に帝に贈った不老不死の霊薬を月に一番近い高峰で燃やしたというお伽噺にからむ話。
2冊とも、かぐや姫と富士山がキーワードです。
…それにしても姫の犯した罪とは…?
Fantasy Seller (新潮文庫)
新潮社ファンタジーセラー編集部
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