『祈る』お祭りの話
2014年04月24日 category : エコブックス店長日記
街路樹のハナミズキが満開となりました。
散歩時に毎日見ていて、桜が咲く頃はまだ葉っぱさえ、頼りなかったのに。
空にバンザイしている樹に元気をもらっています。
この春から新生活が始まった人達は、そろそろ疲れが出る頃です。
一人の時間、うまくリセットしてください。
「第2図書係補佐」又吉直樹氏推薦!
ツイッター情報で読み始めた津村記久子の「これからお祈りにいきます」
初読み作家さんにはいつもドキドキさせられます。
…とある町で毎年行われる不思議な祭。
『これだけは取られたくない』ものを工作、申告して祈りを捧げる。
叶えばカラダの一部分を取られてしまう…しかも、痛くも無く、最初から無かったかのように、ポロっと…
いろんな家庭の悩み事を抱えている高校生の主人公と、心密かに想う幼馴染のセキヅカ…願いが叶って一部を失った先生。
みんなのさまざまな思いを抱いて祭は始まっていきます。
どこにでもあるような町、どこにでもいるような高校生…
大切な誰かのために心を込めて祈るということは、こんなにも愛おしい。(オビより)
少し疲れたな…と思っている人に読んでいただきたい1冊。
これからお祈りにいきます (角川書店単行本)
津村 記久子