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古本屋の坪当たり単価と在庫について

2008年04月25日 category : 古本屋関連ネタ・ニュース タグ: , ,

ぴとみんです。

これから、書店の規模も拡大していくことも踏まえ、

経営について勉強していきたいと思います。

 

古本屋の坪当たり単価と在庫について

適正在庫とは、いかなる数量であろうか。店舗運営をしていれば、

店舗に入りきるだけの冊数が適正在庫であろうか。

1坪1,000冊程度として、平均的な古本屋である10坪程度のお店

であれば、レジスペースなど2坪を除けば、

8,000冊がいいところだろうか?

過去の世代の実例として、それがお店としてやってきた以上、

約8,000冊が生活していくには困らない数量であろうか。

また、書店としては、余剰在庫などが出れば、市場で処理したり、

回転しない不良在庫などを処分したりなど、

「新陳代謝」が必要なのはいうまでもない。

ところで、8,000冊などで、やっていけるわけがないと、もしかすると

先輩古書店方から言われそうであるが、在庫の内容にもよりけり

であり、この場合マンガやつぶし本や一切はぶく。マンガやつぶし

本が、所詮1冊タダ~20円程度で仕入をしている以上、書店に

とっては、販売価格も安く、消費者にとっても価値のある商品ではない。

したがって、マンガやつぶし本などほとんど扱わない当店

にとって数のごまかしはきかない。つまり、余剰資金で、マンガや

つぶし本を仕入れたところで、数は8,000冊などらくに到達する数量

であるが、かといって売上が、70~80万円あがるかといえば、

そうではない。坪当たり単価も考えるべきである。

さて、当店の1冊平均単価は、1,000円以上である。

この数値は、よいかどうかはわからない。しかし、異業種などと

比較すれば、この数値が特別悪い数値ではないことに気づく。

1坪あたり1,000冊の在庫があるなら、坪当たり売上は、100,000円。

しかも当店はインターネット書店である。

在庫スペースには限界がない。8,000冊あれば80万円といったところか。

「在庫数が2倍になれば、それに比例して売上も2倍に。」

これが、インターネット書店の特徴である。

品数および仕入数があればあるほど、売上があがるというのは実店舗も

同じことのように思われるが、実際には、ロングテールの法則を実践している

インターネットの世界は少し異なる。そのことは次回紹介する。

実店舗とネット店舗の比較における坪単価、回転率などを見ていきたい。

詳しくは 渋谷書店ホームページ(出品一覧)

http://seebooks.jp/

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