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新書レーベルについての考察1

2009年01月18日 category : エコブックス店長日記 タグ: , ,

 

ぴとみんです。

 

出版不況と言われながら、新書も新レーベルが続々と出版されていますね。

 

大手では最後といわれた小学館がついに新書を出しましたね。

小学館の新書・・・。イメージわかないです。

 

確かに、バカの壁」「女性の品格」などメガヒットが出ておりますが、

出版社は売れない本もたくさん抱えているので、さほど儲かっている

ようには見えません。出版過多になってきてますね。

しらないレーベルも多いです。ソフトバンクとか、いろいろな新書レーベルが

出てきましたが、古本の仕入れをしている物として、アレって思いました。

やはり経験上、新書の売れる中古本のレーベルは、

「講談社現代新書」「中公新書」「岩波新書」

「日経文庫」「白水ブックス」「ちくま新書」など

(*ベストセラー以外の専門分野)

また逆に、仕入れてもなかなか売れないレーベルは、

 

「ベスト新書」「アスキー新書」「ソフトバンク新書」

「宝島社新書」「扶桑社新書」など


マニアックすぎるのでしょうか。すぐ値崩れします。

あと内容が一過性のものや、ハウツー関係で、

捨て本になってしまっているようにも思います。


 

新書の歴史は、昭和13(1938)年の岩波新書創刊に始まるらしい。

さすが岩波ですね。中古も専門分野はなかなか値崩れしません。

 

下記、最近の記事引用しました。

 

 

記事引用

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(略)
昨年10月、大手では唯一新書を出していなかった小学館が「小学館101(イチマルイチ)新書」で参入した。レーベル名は「百の上を目指す」という意味。マーケティング局の原本茂さんは参入の理由を「カジュアルな商品も増え、手軽に読みやすくなった。書店に専門コーナーがあるため単行本より目につきやすく、売り上げにつながると判断した」と話す。
創刊ラインアップは半数以上がすでに重版。経済評論家・勝間和代さんの「読書進化論」は初版5万部を早々と突破してベストセラー入りするなど好調だ。
「まずまずのスタートを切ることができたが、業界の争いは熾烈(しれつ)。ビジュアルを生かしたアート系など、小さくて持ち運びが便利という新書の利点を打ち出していきたい」(原本さん)と策を練っている。
いま、主なレーベルだけでも60以上と、新書市場は「狭き門」となっている。多くの書店で新書コーナーは満杯で、「売れない商品は新刊と入れ替えに、1カ月で返品する状態」(都内の書店)という。大手出版社の営業担当者は「定規を片手に数センチ単位で自社の棚を死守している」と明かす。新規参入組には、より状況は厳しく、18年創刊のソフトバンク新書の吉尾太一編集長は、「一目見ただけで買いたいと思わせる瞬発力が勝負」という。
ジャンル全体の売れ行きに陰りも。昨年刊行分では『悩む力』(姜尚中著、集英社新書)などが目立つものの、一時の勢いは去りつつある。そんな中、「何に基盤を置いてよいか分からない時代だからこそ、粘り強く考えていくための知を提供したい」(岩波新書の小田野耕明編集長)、「養老さんが10時間話した内容を凝縮し、700円余で提供できるのは新書だけ。編集部員が読みたいものを作る」(新潮新書の後藤裕二編集長)と各社は知恵を絞る。
永江朗・早稲田大客員教授(出版文化論)は「出版社は出版点数や発売日に縛られ、自転車操業になりがち。大衆に専門的知識を分かりやすく提供するという、新書の原点を踏まえたレーベルが生き残るのではないか」と話している。

(出所:1月18日13時13分配信 産経新聞)

 

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「小学館新書」の中古はどうなんでしょうか?

 

楽しみです。

 

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