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せどりキュレーションすること

2012年02月01日 category : エコブックス店長日記 タグ: ,

キュレーション

という言葉をご存じですか?

ここ数年、美術館や博物館ではたらく

キュレーター(学芸員)という職業から

よく知られるようになりましたアート



キュレーションとは、ざっくりいうと

「あらゆる情報を収集し、分類・

整理し、人々と共有すること」です。


さらに、キュレーターは、収集した情報に

付加価値を加え、共有を求めている人々

とつながりの場を与えるという役目もになっています。

古本屋の仕入れ方法のひとつせどり」。

これはあらゆる情報…

例えば、作家・作品だけではなく、それに付随する出版年、

出版元、刷数、もちろん中身のおもしろさ etc…


そういった総合的な情報を頭の中で

集約した上でその1冊を手に入れます本


その価値ある本をお客様に読んでもらいたいから

何とか手にとってもらおうとがんばりますメラメラ


店買い(お客さんから直接仕入れること)

市場買い(組合の古本市場で仕入れること)

ではできない仕入れ方法ですね。


それってまさに

キュレーションしてはいませんかっ!?

単に、「売れるから」「儲かるから」とか

「amazonで上位だからおもしろい」とか

簡単な計算式では出てこない情報

だからこそ受け取る側と共有できた時に、

新たな喜びが生まれるんですよねニコニコ

* * *

昨年のちょうど今頃発行された

佐々木俊尚さんの

『キュレーションの時代―「つながり」の情報革命が始まる』

(ちくま新書)


とにかく、具体的な事例が簡潔でわかりやすく、

佐々木さんのほんの少し熱を帯びた文章が

ぐいぐい読ませます。

キュレーションの時代 「つながり」の情報革命が始まる (ちくま新書)
キュレーションの時代 「つながり」の情報革命が始まる (ちくま新書) 佐々木 俊尚
筑摩書房 2011-02-09
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