書店経営は、夢や現実逃避じゃ無理
ぴとみんです。
先日は、新刊書店を開業するにあたって、
どれくらい利益があるのかなど、記事にしました。
以前より、新刊書店の開業は、資本力がない人は、
絶対にやってはいけない業種
だと、ぴとみんは、思っております。
そこで、実際に、あこがれや夢だけで開業してしまい、
うまくいかなかった例を取り上げたいと思います。
先日、最後に紹介した本がこちら↓
『本屋さんになる!』 書店・古書店を独立開業するためのアイデアとノウハウ (CWSレクチャーブックス) | |
岡崎武志+CWS メタローグ 2004-07-14 売り上げランキング : 221301 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
の中で、取り上げていた書店で、下記の書店がありました。
本の内容の中には、売上や経営状況は書かれて
いませんでした。2003年4月オープンしたそうです。
猫といっしょに、大好きなミステリ小説を読みながら
店番ができると、「読書三昧を夢みて、
ミステリ新刊書店」をオープンされたそうです。
吉祥寺 商業地域 中2階
家賃13万5千円 売り場面積8坪
売り場面積が小さく、2階という立地なので、
固定客がかなり付かなければ、やってはいけない
ことはわかります。さらに、利益の薄い新刊書籍。
オーナーも、開業してから、仕入れと掛け率が
他の業種より厳しいことを知ったそうです。
新刊書店にしたのは、「古本が苦手」
だから最初から選択肢にないそうです。
そんなこんなで、この書籍の取材が2004年くらい
だったので、現在どうなっているのか気になりました。
まだ商売が続いていれば、よっぽどオーナー
店長にカリスマ性と商売性がある
のでは?と思ったからです。
しかし、案の定、世の中そんなに甘くはなく、
ヤフーで検索して、ネットを見てみると、
2007年2月に閉店しておりました・・・・。(ノ_-。)
ここで言える事は、運不運とかではなく、
事業計画なしに商売はうまく
いかないのだと言うことです。
ただ、思えるのは、書店(新刊、
古本に関わらず)を開業しようと
あこがれる人は、夢や現実逃避
で商売を始める人がやたらと
多いということです。
下記のように、北尾トロさんなどでしたら、
作家であり、古本屋であるという2足のわらじを
履いているので、十分やっていけるだと思います。
新世紀書店–自分でつくる本屋のカタチ | |
北尾 トロ 高野 麻結子 ポット出版 2005-04-15 売り上げランキング : 365996 Amazonで詳しく見る by G-Tools |