岩波書店さんとのすったもんだ
知人の新刊書店員さんに
聞いた話です。
「岩波書店の本は好きだけど
在庫になるのが悩ましい」
出版社である岩波書店の刊行物を
棚に並べるためには
それを「買い切る」必要があります。
「買い切る」ということは
売れなかったということで
返品できない、ということです
通常、新刊書店は
取次を通して書籍を仕入れ、
売れ残ったら出版社に返品できます。
買い切ったら、
当たり前ですが
返品はできません
知る人ぞ知る岩波書店さんは
ほとんどの日本・世界のすばらしい古典を
網羅した出版物が有名です。
本好きの中には岩波書店の出版物を
扱ってる書店を見ると
「おっ、やるな」と思う人もいるほど
でもでも
専門的な出版物が多いためか
とぶように売れるわけではありません。
ですから、例えば新刊が各５冊ずつ入ったら
そのまま売れずに残ることがあり
さらに先月分もそのまま残っていることもあり
知人の書店の倉庫の一角は
岩波書店ゾーンができていて、
どんどん棚が狭くなっているそうです。
しかし
知人は岩波書店の出版物が
好き…
赤帯、青帯、緑帯、黄帯、
新書に児童書、みんな好き…
だから復刊とか企画モノがあると
できるだけ仕入れちゃうんですね。
そして、何とか在庫を引き取ってもらおうと
岩波書店さんとすったもんだするのですが
在庫は減らないようです
がんばれ知人
そして、倉庫で読んでばかりじゃなくて
売る努力もしてみよう（笑）
岩波書店さん、これからも不朽の名作を
出版しつづけてください！
岩波書店を知るならこの本
岩波書店の創業者である
岩波茂雄さんの伝記です！
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