サブカル漫画雑誌「ガロ」がデジタルブックに?
個性的な古本屋の本棚でよく見かけられる
「ガロ」というマンガ雑誌は
みなさんもよくご存じの方も多いと思われます。
60~70年代では
白土三平の「カムイ伝」をはじめ
勝又進、佐々木マキ、つげ義春、鈴木翁二は
有名どころですね。
一番の有名なところは
水木しげるでしょうか。
次の世代になると、南喃キリコや古屋兎丸、
山田花子やねこぢるといった
個性の強いマンガ家も輩出しました。
「ガロ」のカルチャー的な後継雑誌としては
ガロの出版社であった青林堂の冠をとった
青林工藝舎の「アックス」が引き継いでいて
西岡兄妹や近藤聡乃、花くまゆうさくなど
オリジナリティーあふれる作品が
同出版社から単行本として出版されています。
で、「ガロ」で検索してみたところ、
デジタルブックがあるようだったので
たどってみると…
なんか全然違う感じに!
同じタイトルを掲げるには
強引すぎる気がするのですが…
やっぱり「ガロ」は名前自体が
サブカルやアンダーグラウンドな精神の
代名詞みたいなところがあったので
ちょっと複雑な気持ちになりました
今後、「アックス」が定着するには
もうひと押しの強烈な勢いが必要なのかもしれません。
「ガロ」の名前が宙ぶらりんになってしまったので
ぜひ、青林工藝舎さんには
がんばってもらわんと。
「ガロ」といえば、つげさんは
テッパンですね。
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