FBAの所有権放棄と疑問点
ぴとみんです。
やはりきましたね。アマゾンから、FBA在庫の
健全性の改善に向けた取り組みをしますよって
案内が全業者に通知が送られたようです。
あちこちのせどりブログなどで話題になって
いますね。ぴとみんとこにもきました。
しかし、アマゾンも後出し
じゃんけんな気がします。
ただ、ぴとみんは大方想定していましたけど。。
2ヶ月ほど前、FBAのリスクについても記事書きました。
1年以上保管した場合は、通常の保管料+340円
かかりますとのこと。こんなこと、どこにも書いて
なかったし、FBAなら売れるからといって、低価格本
を大量に送り込んでいる業者の方も多いそうですが、
赤字でしょうね。かわいそうに。(T_T)
さらに、返品及び所有権の放棄にかかる料金は
商品1点につき、返品については50円、
所有権の放棄については10円です。
売れない1,000冊を返品してもらおうものなら、
50円×1000冊=50,000円かかるわけです。
1万冊なら、売れない本の返却に50万要るわけ。
これは以前ブログに書いたように、
お嫁に送り出したのに、借金抱えて
戻ってくるのか!(`×´)ってパターン。
通常は、売れないなら、所有権の放棄でしょうけど、
低価格本を1万冊送り込んだ業者なら、それでも、
1万×10円で10万円必要です。
また、驚いたのは、所有権の放棄が、
1冊10円かかるのは、もともとどっかに
書いてたのか知りませんが、驚きです。
所有権の放棄に1冊10円っておかしいですよね。
これは、アマゾンがわたしたちに1冊当たり10円で
買い取ってくれるのでなく、逆に支払いしないといけない。
つまり彼らは販売業者から、1冊あたり10円得た上に、
さらにリサイクル業者に転売すれば、
また利益になるわけです。
これって、意外にも、
莫大な利益になります。
例えば、ブックオフの有価証券報告書を読むと、
なんと、1年間の営業外収益として、
「古紙等リサイクル収入」が
昨年度で1億5千万円もあるわけです。
この額がブックオフにとって多いか少ないかは、
別にしても、このように、リサイクル業者に回して、
利益になるわけですから、所有権の放棄に、
1冊10円も、こちらが払うのは納得がいかないなぁー。
そう思うのは、ぴとみんだけかしら・・・。
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所有権はいかにして生まれたのか?著者が四半世紀にわたって、農耕社会、遊牧社会、狩猟採集社会、はては工業所有権を生んだ近代社会を彷徨しながら、所有権概念のあり方を、文化人類学的に、法律学的に、また経済学的に検証し、「所有権がなぜ社会に発生したのか」について実証的に解明。