アマゾンは、ロングテールではない
エコブックス店長です。
先日紹介した、Amazonランキングの謎を解くという本。
ようやく最後まで読み終わりました。
結構、難解な数式もあるので、理解できないところも
ありますが、もうひとつ、補足しておきたいことは、
アマゾンは、ロングテールでは
なかったということです。
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ちなみに、本日、情報を取得すると、
売上ランキング308位でした。
結構売れてますね。
それはさておき、一握りのビッグヒットが売上の
大半をしめており、ロングテールでは
なかったということです。( ̄_ ̄ i)
ロングテールとは、オンラインDVDレンタル店の
米ネットフリックスやAmazon.comなどの特定の
ビジネスモデル(生起頻度の低い要素の合計が
全体に対して無視できない割合を占める法則。)
米『Wired』誌の記事で同紙編集長であるクリス・
アンダーソン(Chris Anderson) によって提唱されました。
ぴとみんも昔読みましたが、説得力があります。
恐竜のしっぽのように、ネットでは、店頭に並べない分、
どんどん、ニッチ商品を掲載できます。それが、
すごい売上になるのです。
ロングテール―「売れない商品」を宝の山に変える新戦略 | |
クリス アンダーソン Chris Anderson 早川書房 2006-09 売り上げランキング : 34429 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
そういえば、ケンコーコムの社長も、これに気づいて、
どんどんアイテムを増やしたと言っていました。
しかし、賛否両論があり、下記のように
リアルな商売と変わらなという批判的な意見もあります。
そして、Amazonランキングの謎を解くの著者は、
ランキングに隠れている真理として、
数学的な理論とランキングという情報だけで、
アマゾンはロングテールではないと結論付けられました。
詳細は、本書にあるので割愛しますが、
個人的には、古本屋である以上、うちでは
ロングテールの商品もたくさんあります。(ノ゚ο゚)ノ
ただ、商売の真髄としては、ある程度売れる
商品と、なかなか売れないけど粗利がでかい
商品の組み合わせが、必要だと思ってます。
(ロングテール部分もある部分、必要です。)
一方では、特に、「古書」をやってる、例えば大阪なら、
阪急のかっぱ横丁の古書店街の店は、ほとんど
ロングテールの商品ばかりですよね。粗利ありきです。
1年、2年かけて売る商品。
ひとつ言えることは、ロングテールで勝つには、
資本がいるということです。でなければ、
どんな商売でも、資金が少ないとロングテールを
実践した時点で資金繰り難に陥るでしょう・・・。