2010年は電子書籍元年でした
今年は電子書籍元年
といわれた年でした
音楽,動画に続いて,書籍のオンライン配信
という巨大サービスの大波が,いよいよ国内
にも押し寄せてきます。
震源地の米国では,ここ数年来,オンライン
書店最大手の米Amazon.com社と
ソニーの米国法人Sony Electronics社が
市場の立ち上げを牽引してきましたが,
2010年には米Apple社がタブレット端末
「iPad」を携えて参入したほか,米Google社
も電子書籍の販売を開始するなど,急成長市場
の争奪戦が激化しています。
この波は確実に世界を飲み込み,音楽配信を
はるかに超える規模の市場を形成すると見ら
れています。
これからいったいどうなっていくのか、
古本屋にとっても他人事ではありません。
詳しくは、日経BP社から出版されました、
「電子書籍のすべて」に詰まっています。
電子書籍に関して,最新の市場動向から
端末や書籍フォーマットの詳解,コンテンツ
の対応状況まで,「すべて」を一冊にまとめ
ました。
市場については国内はもちろん,米国での
最新のビジネス動向からキーマンのインタ
ビュー,そして中国市場の最新事情など,
世界での動きを網羅しました(第1~第3章)。
端末については,Amazon.com社の「Kindle」,
Sony Electronicsの「Reader Daily Edition」,
Apple社の「iPad」など注目製品について,
本体の分解解析を含む詳細情報をお伝え
します(第4~第5章)。
また,電子書籍端末の中核技術である表示
デバイスでは,電子ペーパーの最新技術
動向(第6章)を,書籍フォーマットでは国際
標準になりつつあるEPUBやシャープが主導
するXMDFの技術的な詳細(第7章)を解説
しました。今後,急成長を遂げる電子書籍
に関心がある方に,必読の書となっています。