言の葉の壮大な海へ
2014年03月13日 category : エコブックス店長日記
各地で高校受験や合格発表のニュースも聞こえてきました。
教科書準備と共に忘れてはいけないのが各種辞書。
英語中辞典、古語辞典…重いからといって学校の机の中に入れっぱなしにしないでね(>_<)
重たい辞書に隠れているストーリー。
2012年本屋大賞1位映画化もされた「舟を編む」(三浦しをん著)です。
辞書を編纂するという果てしなく長い作業とそれに関わる人々を描いた作品です。
併せてオススメしたいのが、高田宏著「言葉の海へ」
子供を病気で亡くし、妻に先立たれ、17年間ほとんど独力でわが国初の近代辞書を生み出した大槻文彦を描く壮大なスケールのノンフィクション!
これを読んだら、芥川龍之介「菅江堂雑記」、高見順「言海礼賛」も読みたくなりました。
*共に「ネコ」の項が参照されているとの事。
元銀行員、現在【辞書屋】でもある著者が書いた「辞書屋列伝」言葉に憑かれた人々。こちらも読み応えがありました。
「オックスフォード英語辞典」「言海」「ヘブライ語大辞典」「カタルーニャ語辞典」「西日辞典」を巡るドラマです。
〈辞書屋〉列伝 – 言葉に憑かれた人びと (中公新書)
田澤 耕
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