現代の超克 本当の「読む」を取り戻す/中島岳志・若松英輔
現代の超克 本当の「読む」を取り戻す
中島岳志・若松英輔
買取価格 777円
現代日本の混迷を救うため、
気鋭の政治哲学者、批評家の二人が挑んだ、全身全霊の対話。
柳宗悦、ガンディー、小林秀雄、福田恆存、『近代の超克』…
今こそ、名著の声を聴け!
この本をめぐる私たちの対話から浮かび上がってきたのは、神の問題、霊性、科学や歴史の問題という、日本人が近代に置き去りにしてきてしまったものたちでした。そしてそれらは、iPSの技術や原発の問題など現代的なさまざまな問題と、分かちがたく結びついています。近代を「読む」とは、置き去りにしてきたことをもう一度捉え直すことであり、そこを読み解くことができなければ、現代的な問題を解くこともまたできないのです。
――プロローグより――
本書で「読む」主な本
『南無阿弥陀仏』『新編 美の法門』(柳宗悦)
『ガンディー 獄中からの手紙』(ガンディー)
『モオツァルト・無常という事』(小林秀雄)
『人間・この劇的なるもの』(福田恆存)
『近代の超克』(河上徹太郎、西谷啓治、鈴木成高、吉満義彦ほか)
名著がずらりと並んでおります、この内、真面目に読んだのは柳宗悦のみ…
こちらを先に読んでからやっつけてみようかと…
この本ができるまでのこぼれ話がかなり面白い…紙の話をここまで細かく読んだのは初めてです。
参考までに↓
http://www.mishimaga.com/hon-kobore/038.html
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
1975年、大阪府生まれ。北海道大学大学院法学研究科准教授。大阪外国語大学でヒンディー語を専攻。京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科博士課程修了。専門は南アジア地域研究、近代思想史。著書に、『中村屋のボース―インド独立運動と近代日本のアジア主義』(白水社、大佛次郎論壇賞、アジア・太平洋賞大賞受賞)等多数
若松英輔
1968年、新潟県生まれ。慶應義塾大学文学部仏文科卒業。批評家、思想家。「越知保夫とその時代」で第14回三田文学新人賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)