忙中閑有り…
2012年12月27日 category : 店長おすすめ本・書籍ネタ
来月16日に開催される歌会始。
最年少は中学1年生(12歳)。
鎌倉中期から続いている行事のようですが、一般参加ができるようになったのは明治7年からのようです。(宮内庁ホームページより)
「ふるさとの なまりなつかし 停車場の 人ごみの中に そを聴ききにいく」石川啄木
↑昔、現国の教科書に載ってたような、うっすら記憶が…
田舎を離れてから少し意味がわかったような気がする短歌です。
5・7・5・7・7で情景や感情を表現するというのは、日本語ならでは。
削っていく美しさ…という部分では千利休の求めた侘茶とも似ているかもしれません。
たまたまTVでやっていた「本覚坊遺文」(1989年)主演:奥田瑛二
聚楽第へと続く河原の道を歩く利休と後を追いかける本覚坊…
三船敏郎演ずる利休は「枯れた人」では無く、むしろエネルギッシュ。
原作:井上靖『本覚坊遺文』
聚楽第遺構公開のニュースとタイムリーでした。
「利休にたずねよ」の山本氏の本、茶器の写真も豊富です。
利休の風景
山本 兼一
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